「VOICEROID個人向け商用ライセンス」が変わって商用利用できる範囲が広がった話

「VOICEROID個人向け商用ライセンス」が変わって商用利用できる範囲が広がった話

執筆時点(2018/06/27)のAHS VOICEROID個人向け商用ライセンスについてです。

最新情報については、AHS公式ウェブサイトをご覧いただくようお願いいたします。

また、内容に関して責任は負えないので一つの参考ウェブサイトとしてご利用ください。

最近忙しくてTwitterでツイートもしなければ、ブログなんて書いてもいませんが生きています。

生存報告兼ねて、VOICEROID個人向け商用ライセンスが変更になったという話をまとめようかなと思います。

VOICEROID個人向け商用ライセンスとは

個人、同人活動を目的とする個人集団(法人格を持たない集団)がVOICEROID音声を商用利用することを目的としたライセンスのことです。

要約すると、個人で商用利用目的でVOICEROID音声を使用する場合は、このライセンスが必要ということです。

ライセンスの詳細

金額   108,000円(税別)/製品毎 ※製品により金額が異なる場合有り

対象   個人

ライセンス購入のフロー

  1. AHSストアにて商用ライセンス購入の申込み
  2. 審査
  3. PDFによるデジタルライセンス証明書を発行
  4. デジタルライセンス証書の送付
  5. 終了

対象製品

VOICEROID2シリーズ

VOICEROID2 結月ゆかり

VOICEROID2 紲星あかり

VOICEROID2 琴葉 茜・葵

VOICEROID+EX シリーズ

VOICEROID+ 琴葉 茜・葵

VOICEROID+ 月読アイ EX

VOICEROID+ 月読ショウタ EX

VOICEROID+ 民安ともえ EX

VOIDEROID+ 結月ゆかり EX

VOICEROID+ 水奈瀬コウ EX

VOICEROID+ 東北きりたん EX

何が変更になったのか

昔の規約と書かれ方が変わっていて比較が難しいので何がOKになったのか。をまとめさせていただきます。

動画共有サイトでの例

ライセンス要必要

個人が法人とスポンサー契約を結んで、スポンサーに関係する動画への利用

(例)動画そのものに収益があるかどうかにかかわらず、法人とスポンサー契約を結び、スポンサーに関係する動画に利用、スポンサーロゴの表示、スポンサーの製品紹介、スポンサーの広告表示等

具体的な例として分かりやすいのが、YouTuberが企業からの提供を受けて動画を作成する際にVOICEROIDを利用するにはライセンスが必要ということになります。

その他にも動画内に、スポンサーロゴを表示する際は利用不可能ということになるかとおもいます。

要するに、スポンサーとして企業が絡む際は収益の有無に関わらずライセンスが必要となります。

ライセンス免除

YouTubeなどのウエブへの映像作品のナレーションに使用

(例)動画内容ナレーションにVOICEROIDの音声を使用

俗に言うボイロ実況の部類のものは収益が発生してもライセンスが不必要となりました。

映像作品のコンテストへの応募

(例)個人、または法人が主催するコンテンツの応募作品にVOICEROIDの音声を使用する、及び、その作品を動画共有サイトに公開するなど
※VOICEROIDの音声を使用したコンテンツを作品として応募することを許諾するものであり、コンテスト主催者にVOICEROIDの音声を含む作品を自由に使用する権利を許諾するものではありませんのでご注意ください。

これはニコニコ動画で行われているボイロ実況関連のコンテストに関することかと思われます。

動画への広告掲載(アフィリエイト行為)

(例)動画に対し広告表示を加え現金などの収益を得る

ボイロ実況などVOICEROIDを使用した動画作品の収益化が可能になりました。

動画に対する奨励金プログラムの参加(ニコニコ動画クリエイター奨励プログラム等)

(例)奨励金プログラムに参加し、現金及びポイントによる収益を得る

ニコニコ動画のクリエイター奨励プログラムによる収益の受け取りが可能になりました。

動画に対する寄付機能(スーパーチャット等)

(例)お布施行為により収益を得る

YouTube Liveの投げ銭機能や今後実装予定のニコニコ動画の投げ銭機能による収益受け取りが可能になりました。

Youtube等の スポンサーシップを個人が利用

(例)放送自体は無料だが、スポンサーシップフィーを得る

YouTubeのスポンサーシップを利用した収益の受け取りが可能になりました。

Youtube等の 有料チャンネルを個人が開設

(例)自身のファンを獲得し、有料チャンネルを購読してもらって収益を得る

YouTubeやニコニコの有料チャンネルからの収益を受け取ることが可能になりました。

 

ホームページ、ブログなどでの例

ライセンス要必要

法人とスポンサー契約を結んだ個人の サイトでの利用

(例)ゲーム周辺機器メーカー(マウスやキーボード等)とスポンサー契約を結んだプロゲーマーが、スポンサーの商品に関してのレビューを掲載するのに VOICEROIDの音声を使用

動画共有サイトでの例にあった「個人が法人とスポンサー契約を結んで、スポンサーに関係する動画への利用」を動画共有サイトのみではなくホームページブログでも行う場合、商用ライセンスが必要となります。

ホームページ、ブログなどで、音声素材を配布する。

(例)ブログなどで セリフ集などの音声を不特定の人に配布する

ニコニ・コモンズのような場所を通してVOICEROIDの音源を不特定多数の人物へ配布を行う行為が禁止なので明記されているのだと思われます。

これに関しては、商用ライセンス云々ではなく禁止行為です。

ライセンス免除

ホームページ、ブログなどで 私的に利用

(例)ブログ内のボタンクリック時の音に利用
(例)サイト内のコンテンツ読み上げに使用

こんなことをしている人見たことありませんが、要するにサイト内で音声の利用は商用ライセンス無しで可能ということだと思われます。

アフィリエイト目的での利用

(例)アフィリエイト目的のブログ等で アフィリエイト商品の紹介にVOICEROIDの音声を使用
※個人的な趣味・趣向などにおいて、商品をアフィリエイト付きで紹介するなど、所謂一般的なアフィリエイト利用は許諾されますが、スポンサー契約を結ばれるなどした個人が、そのスポンサーの商品紹介などで利用する場合はプロモーションが目的となる為、アフィリエイト利用の範囲を逸脱する為、商用ライセンスが必要になります。

アフィリエイト目的のウェブサイトで商品の紹介にVOICEROIDの音声を使用することは商用ライセンス無しで可能です。

しかし、動画共有サイトでの例にあったようにスポンサーが絡む場合は収益の発生の有無に関わらず商用ライセンスが必要になります。

個人の学習を目的としたホームページ、ブログでの利用

(例)言語学習や プログラミング学習など、何等かの学習を目的としたページで、内容説明にVOICEROIDの音声を使用する。

学習を目的としたウェブサイト(例えば、C言語解説・英語入門とかとか)での音声利用は商用ライセンス無しで可能です。

具体例上げると、英語の発音読み上げにVOICEROIDの音声を使う場合などです。

 

教育機関での利用例

ライセンス要必要

個人がVOICEROIDの音声を使用した教材で収益を得ることを目的とした授業を行う

(例)VOICEROIDの音声を利用した教材を使用し、セミナーなどの受講料としして対価を得る

個人が主催の有料セミナーでVOICEROIDの音声を使用した教材を使用する場合は商用ライセンスが必要となります。

教育機関に所属される教諭がVOICEROIDの音声で作成した教材を授業で使用

(例)教諭が授業においてVOICEROIDの音声を使用。

この場合は、商用ライセンスではなく法人ライセンスが必要となります。

法人ライセンスとは、法人格が商用/非商用問わず、業務利用時に必要なライセンス

詳細:https://www.ah-soft.com/licensee/voice_corporation.html

VOICEROIDの音声で作成した教材の販売・配布行為

(例)VOICEROIDを使用して学習用に作成した音声を販売する

ライセンス免除

学校内での学生の活動の一環(部活・サークル)などでの利用

(例)生徒が課題に音声を使用。
(例)生徒が部活動の一環として音声を利用

小学校・中学校・高等学校・専門学校等の活動の一環で利用する際は、商用ライセンス無しで可能です。

学校の文化祭での利用や学校でのプレゼンで使用する場合はライセンス無しで可能です。

その他の例

禁止行為

VOICEROIDの音声を使用したキャラクターを用いてテレビ番組などで芸能活動を行う行為

(例)TV番組に VOICEROIDの音声を使ったキャラをタレントとして出演させる。

最近だと「ひょっこりはん」が音源無断利用及び商用利用で炎上していましたが、あのような利用はVOICEROID音声で禁止されています。

個人としての利用ではなく、キャラクターをタレントとし芸能活動を行うこととなりますので、そのような用途は認められておりません。

上記のように明記もされています。

作成した音声を作品として販売する行為

(例)セリフ集、挨拶集など 作成した音声を素材として販売する

音声を利用した作品ではなく、音声そのものを作品とし販売する行為は禁止されています。

これは商用ライセンス・法人ライセンス関わらず禁止行為です。

第三者に依頼された内容の音声を代わりに作成し、提供する行為。

(例)友人や不特定の第三者に依頼された音声を作成し、提供する

第三者に代わり音声を生成して提供する行為は商用ライセンス・法人ライセンス関わらず禁止行為です。

ちゃんとズルをすること無く製品を買いましょう。

VOICEROID購入は下記のURLからどうぞ

http://www.ah-soft.com/voiceroid/

 

ライセンス要必要

企業のプロモーション企画、コラボレーション等への参加による音声利用

(例)セリフ集、挨拶集など 作成した音声を素材として販売する

YouTuberが提供でVOICEROIDを利用する場合は、企業が企画するものであるため企業が法人ライセンスを締結する必要があります。

個人事業主のオフィスや工場等でのガイダンスに音声を使用する

(例)留守番電話等のガイダンスや 案内に音声を使用する

これはもう素直に商用ライセンス買ってください。

ライセンス免除

個人が主催する無料の映像鑑賞会、個展において作品の上映や展示を行う

(例)場所を問わず 個人が開催する無料の鑑賞会において、VOICEROIDの音声を使用した作品を公開し 不特定多数の人間と鑑賞する行為

個人主催のイベントでの鑑賞会において作品上映や展示が可能になります。

これまでグレーだったものが真っ白になりますね。

学校や講演会等にて個人が講演活動を行う際にVOICEROIDの音声を使用

(例)個人が 学校等で講演活動を行う
(例) あくまで個人の立場で社内、社外のプレゼンやスピーチなどで 音声を使用する

あくまで個人がプレゼンや講演、スピーチで利用する場合に限りますが、ライセンス無しで可能です。

企業が主催する展示会等において、 VOICEROIDの音声を使用した作品を個人で出展

(例)企業が開催するイベントにおいて あくまで個人の作品展示として参加する。

企業主催のイベントに個人作品として参加する場合、個人はライセンス無しで可能です。

企業側は恐らく法人ライセンスが必要になるかと思います。

音声を利用した同人ゲーム等を イベントにて有償配布

(例)ゲーム内の効果音等にVOICEROIDの音声を使用する。

コミケなどでVOICEROID音声を利用したゲーム等の優勝配布がライセンス無しでかのうになります。

音声を利用した作品を インターネット上で無償配布

(例)物語を読み上げた音声をインターネット上で配布。
(例)音声を使用した自作ゲームを自分のサイトで配布。
(例)音声を使用したゲームのMODを自分のサイトや第三者のサービス(Steam等)で配布

音声利用をしたかなり範囲の広い作品を配布する行為はライセンス無しで可能です。

Steamのワークショップで音声を利用した作品を公開するのもこれにより可能になります。

音声を利用した同人ゲーム等をダウンロード販売

(例)同人の通販などをしている Dlsiteやとらのあななどのサービスで、VOICEROIDを使用した作品を頒布する

VOICEROID音声の利用した作品のダウンロード販売が可能になります。

「音声を利用した同人ゲーム等を イベントにて有償配布」に合わせてライセンス無しで可能になっているかと思われます。

個人がイベントで有償配布する作品の紹介に使用する

(例)自作ゲームの紹介動画に VOICEROIDの音声を使用

作品紹介にVOICEROID音声を使用することが可能になりましたが、あくまで個人であるため企業の場合は商用ライセンスが必要になるかと思われます。

 

生放送での音源利用が可能に…!?

コメント読み上げ等にVOICEROID音声を利用することが可能になったので、生放送がはかどりますね。

リアルが忙しいので最近できていないですが、落ち着いたら結月ゆかりをつかった動画や放送をしてみようと思います。